2022年7月4日
出棺の際に執り行われる釘打ち。釘を打つことで別れを受けいれ、けじめをつけるために執り行うことがありますが、最近は釘打ちをしない場合も多くなりました。
釘打ちをする理由
釘打ちをする理由は諸説ありますが主に2つです
1つ目は棺の蓋が外れないようにするためです。かつては現在と棺の形が違い、蓋をのせるだけのような棺だったのでとても不安定だったのです。移動手段も霊柩車ではなく、人手です。そこで、移動する際に蓋が外れてしまわないように釘を打ったと言われています。
2つ目は病気の感染を防ぐためです。土葬が行われていた頃は火葬と違い衛生的とはいえませんでした。死者から病気に感染することを防ぐために棺に釘を打ち、病気にならないようにしていたのです。埋葬をしたあと、原因不明の病気が流行ったりすると悪霊の仕業などと言われたのはこういったことが原因とされています。
現在の釘打ち
現在では火葬が普及したこと、棺の進化、霊柩車の使用によって釘打ちは少なくなっています。
釘打ちをするにしても、蓋に釘を打つことはせず、石で蓋を軽くたたくだけにしたりと以前とはやり方が変わってきています。
また、ご家族の意思によって釘打ちをしない場合もございます。
「釘を打つなんて可哀そうでできない」などの理由です。
ただし、宗教者様のご指導によっては必ずしなければならない場合もあります。
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