
山形市での死亡後の手続きガイド
~死亡届から銀行口座凍結までの流れ~
大切な方が亡くなられたとき、心の整理がつかない中でも、避けて通れないのが各種の公的手続きです。この記事では、山形県山形市において「死亡届の提出」から「銀行口座の凍結」に至るまでの流れを、わかりやすくご紹介します。
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死亡診断書・死体検案書の受け取り
まず必要になるのが、「死亡診断書」または「死体検案書」です。病院で亡くなった場合は医師が発行し、自宅などで急死された場合は警察や監察医による検案となります。この書類が、すべての手続きの出発点です。
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死亡届の提出(山形市役所)
死亡が確認されたら、7日以内に市区町村役場へ「死亡届」を提出する義務があります。山形市の場合、提出先は【山形市役所 市民課】窓口です。
(※家族葬のはくぜんでは死亡届提出のお手続きを代行しております)
必要書類:死亡届(死亡診断書と一体になった用紙)
受付時間:
平日:8:30〜17:15(時間外受付あり)
土日祝や夜間:宿直窓口でも対応可(※事前に電話連絡を推奨)
この手続きが完了すると、「火葬許可証」が交付され、火葬や葬儀の準備に進むことができます。
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火葬・埋葬の手配と葬儀
火葬の際には、火葬許可証が必要です。山形市では火葬場の予約も市役所を通じて行う場合が多く、葬儀社と連携しながら進めることが一般的です。
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金融機関への連絡と口座の凍結
死亡届を提出したタイミングでは、銀行口座はまだそのまま利用可能です。しかし、金融機関が故人の死亡を把握した時点で、口座は凍結されます。
凍結のタイミングは主に以下の2通り
⑴遺族が銀行に直接連絡したとき
⑵市役所から金融機関へ情報連携された場合(※通常は行われません)
そのため、早めに家族から銀行へ連絡することが大切です。
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凍結後の注意点
凍結された口座からは、たとえ家族であっても自由に出金できなくなります。公共料金の引き落としや、葬儀費用の支払いが滞ることもあるため、事前に必要資金を移しておくか、別の名義口座で対応できるよう準備しておくと安心です。
凍結解除には「相続手続き」が必要で、以下の書類が求められます
⑴戸籍謄本(故人と相続人全員分)
⑵遺言書(ある場合)
⑶遺産分割協議書
⑷相続人全員の印鑑証明書
⑸銀行所定の相続届出書
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口座凍結後の手続きの流れ
銀行によって詳細は異なりますが、一般的には以下のように進みます
銀行窓口で「相続の発生」を申し出る
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必要書類を提出して審査開始
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数週間〜1か月程度で相続人に口座資産が分配
なお、ネットバンキングや証券口座なども対象になるため、金融資産全体をリストアップして対応することが求められます。
まとめ
山形市での死亡後の主な流れは、「死亡診断書 → 死亡届 → 火葬 → 金融機関連絡 → 口座凍結 → 相続手続き」という順序になります。大切な人を見送るなか、慌てず一つひとつの手続きを確認しながら進めることが、心にもゆとりをもたらしてくれるはずです。
相続サポートを受けるのも一つの手段です。家族葬のはくぜんでは連携している行政書士もございます。
不明点があれば、家族葬のはくぜん、
もしくは山形市役所市民課や地元の金融機関に遠慮なくご相談ください。