基礎知識

「ご愁傷様です」意味や使い方・適切な返答とは?

2025年3月24日

1. 「ご愁傷様です」の意味

「ご愁傷様です」は、日本語の弔慰(ちょうい)の表現の一つで、亡くなった方の遺族に対して、哀悼の意を表す言葉です。「愁傷(しゅうしょう)」は「深い悲しみ」を意味し、「ご愁傷様です」とすることで、相手の悲しみをお察しする敬意を込めた言い方になります。

この言葉は主に葬儀や通夜、法事などの場面で使われますが、適切な状況で使用しないと誤解を招くこともあります。そのため、使う際のマナーや注意点を理解しておくことが大切です。

 

2. 「ご愁傷様です」の使い方

この言葉を使用する際は、遺族の気持ちを考え、静かで落ち着いたトーンで伝えることが大切です。また、弔問の場面では、言葉だけでなく、態度や仕草にも気を付けましょう。

2-1. 口頭での使い方

口頭では、直接遺族に対して「このたびはご愁傷様です」と伝えます。言葉の後に、「心よりお悔やみ申し上げます」や「どうかご自愛ください」と付け加えると、より丁寧な印象になります。

注意点

  • 大きな声ではなく、落ち着いた声で伝える
  • 遺族の気持ちを考え、必要以上に話しすぎない
  • 直接的な表現(「お気の毒です」など)は避ける
  • 故人についての話題は、遺族が望む場合のみ触れる

2-2. 文面での使い方

手紙やメールでは、「ご愁傷様です」単体ではやや簡潔すぎるため、「このたびのご逝去を悼み、心よりご冥福をお祈り申し上げます」といった表現と併せて使うのが一般的です。

文面での注意点

  • 直接的な悲しみの表現(「とてもショックです」など)は控える
  • 簡潔かつ丁寧な言葉を選ぶ
  • 結びには「ご家族の皆様のご健康をお祈り申し上げます」など、励ましの言葉を添える

 

3. 関係性別の例文

3-1. 知人の場合

口頭:

「このたびはご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます。」

文面:

「〇〇様のご逝去の報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。ご家族の皆様のご心痛、いかばかりかと存じます。どうかお体を大切になさってください。」

3-2. 親しい友人の場合

口頭:

「大変でしたね…。心よりお悔やみ申し上げます。無理せず、何かあればいつでも連絡してください。」

文面:

「突然のことで、言葉もありません。心よりお悔やみ申し上げます。辛いときは無理せず、いつでも連絡してください。」

3-3. 会社関係の場合

口頭:

「このたびはご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます。」

文面:

「ご尊父(ご母堂)のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様におかれましては、ご自愛くださいますようお願い申し上げます。」

 

4. 「ご愁傷様です」と言われた際の返し方

弔慰の言葉を受けた際には、簡潔ながらも相手の心遣いに感謝を示すことが大切です。

4-1. 一般的な返答

「ありがとうございます。」 「お心遣い、感謝いたします。」 「お越しいただき、ありがとうございます。」

4-2. 会社関係での返答

「お悔やみいただき、誠にありがとうございます。」 「ご丁寧にありがとうございます。」

悲しみの中でも、相手の弔意に対して丁寧に応じることが重要です。

 

5. 気を付けるべきマナー

「ご愁傷様です」を使う際には、マナーを守ることが大切です。以下のポイントを押さえておきましょう。

 

  • 服装: 通夜や葬儀では、黒のフォーマルウェアを着用する。
  • 表情: 深刻な表情を保ち、笑顔を控える。
  • 動作: 深いお辞儀をし、落ち着いた動作を心がける。
  • 会話: 遺族が話しやすい雰囲気を作り、長話は避ける。
  • 言葉遣い: 「死」や「悲惨」などの直接的な表現は避ける。
  • SNS: 訃報をSNSで公表することは避ける。

 

 

6. まとめ

「ご愁傷様です」は、遺族の悲しみに寄り添い、哀悼の意を表す日本語の大切な表現です。使用する場面や関係性に応じて適切な言葉を選び、相手の気持ちを尊重しながら伝えることが大切です。

また、言葉だけでなく、態度や行動にも気を配ることで、相手に対する敬意を示すことができます。悲しみの場面では、慎重に言葉を選び、心のこもった弔意を表すことが求められます。