基礎知識

「火葬後に葬儀」と「葬儀後に火葬」  どちらが正しい?

2022年3月24日

結論から申し上げますと「どちらも正しい」が正解です。

皆様のお考えの通り、山形市では「火葬後に葬儀」が主流です。長野県など他の地域でも同様に行われています。しかし、東京も含め全国的には「葬儀後に火葬」が一般的であることをご存知でしょうか。

今回は、山形の人にはあまり馴染みのない「葬儀後に火葬」をご紹介させていただきます。

「葬儀後に火葬」のメリット

前回の「香典の包み方、書き方」でも触れましたが、近頃は家族葬が多くなってきており、葬儀に参列という形ではなく、事前のご焼香のみ行うスタイルが増えてきております。その状況下で「葬儀後に火葬」する最大のメリットは、ご焼香で来ていただいた方にお亡くなりになられた方のお顔を見ていただくことが出来ることです。もちろん、「火葬後に葬儀」する場合でも火葬場で最後にお顔をご覧いただくことは可能ですが、現在火葬場ではコロナ感染防止の観点から人数制限されており、お別れしたい全員が入ることができるとは限りません。

さらに、火葬の予約が取りやすいというメリットもあります。前述のとおり、山形では火葬をしてから葬儀という傾向にあるため、午前中から予約が埋まっていきます。比較的午後からの火葬時間は空いており、「葬儀後に火葬」しやすい状況にあります。

※ただし、お世話になっているお寺様のご方針によっては「葬儀後に火葬」が出来ない場合もありますので覚えておきましょう。

まとめ

友引やご家族の都合など、日程的な制限がある場合、「火葬後に葬儀」を行うのは難しい状況でも「葬儀後に火葬」することは、選択肢の一つとしてあり得るというお話しをさせて頂きました。家族葬のはくぜんでは、ご家族皆様の思いやご希望を形にするために、様々な提案をさせて頂きながらお手伝いさせて頂いております。不明な点、疑問に思った事などございましたら、お気軽にお問合せください。