基礎知識

お寺様の呼び方について

2022年6月7日

山形市でも「お寺様」「お坊さん」「和尚さん」「住職」などいろいろな呼び方がありますよね。

今回はお寺様の呼び方についてのお話です。

呼び方でそれぞれ意味が違う

僧侶…出家をして仏門に入り、仏教の戒律を守り修行をしている修行者を僧侶と呼びます。仏門に入って仏教の教えを守る人はすべて僧侶と言えます。

「お坊さん」とは僧侶を指す言葉で、親しみを込めた呼び方です。

住職…自分のお寺に住み、維持運営や管理などを担う僧侶の代表、僧侶の長が住職です。1つのお寺に1人が基本です。住職に次ぐ地位にいる僧侶は「副住職」と呼びます。

和尚さん…修行を積み、一人前と認められた僧侶が和尚と呼ばれます。人々に教えを説く立場となります。読み方は「おしょう」が一般的ですが、宗派によって呼び名は異なります。禅宗、浄土宗では「おしょう」、天台宗では「おしょう」「かしょう」、真言宗では「わじょう」と呼びます。

まとめ

立場が分からない時は、「お寺様」や「お坊さま」と呼び、はっきり住職と分かれば「ご住職」とお声掛けするのが良さそうです。

葬儀や法要では「導師様」という呼び方を聞く機会があるかもしれません。これは葬儀を執り行うもの、儀式の中心的僧侶という意味です。