
叔父と伯父(叔母と伯母)の違いとは?親等も解説
家族の呼び方には、微妙な違いがあることをご存じでしょうか?特に「叔父(おじ)」と「伯父(おじ)」、「叔母(おば)」と「伯母(おば)」は、どちらも「おじさん」「おばさん」と呼ぶため、違いがわかりにくいですよね。
今回は、それぞれの意味の違いと、親等について分かりやすく解説します!
① 叔父と伯父の違い
「叔父」と「伯父」はどちらも父母の兄弟を指しますが、決定的な違いは 年齢 にあります。
- 伯父(伯母):父母の 兄(姉)
- 叔父(叔母):父母の 弟(妹)
つまり、親の兄 は「伯父」または「伯母」、親の弟 は「叔父」または「叔母」となるわけです。
これは、「伯(はく)」が 年上を敬う表現 であることに由来しています。
② 何親等になるの?
家系図を考えると、伯父・叔父・伯母・叔母はすべて「三親等」 にあたります。
【親等の考え方】
親等とは、家族関係の遠さを表す単位です。基本ルールとして、
- 直系親族(親・祖父母・曾祖父母など)は一親等ずつ加算
- 兄弟姉妹は二親等、そこからさらに一親等ずつ加算 という法則があります。
例:
- 父母 → 一親等
- 祖父母 → 二親等
- 伯父・叔父・伯母・叔母 → 三親等
つまり、伯父・叔父・伯母・叔母は自分と親との関係を経由して数えるため 三親等 となるのです。
③ 葬儀に参列する際の香典の相場は?
伯父や叔父、伯母や叔母の葬儀に参列する際、香典の金額はどのくらいが適切なのでしょうか?
一般的な目安は以下の通りです。
- 自分が社会人の場合 → 1万円~3万円
- 両親が健在で親名義の場合 → 3万円~5万円
- 特に親しかった場合 → 5万円以上も考慮
香典の金額は、故人との関係性や地域の慣習によって異なりますが、社会人としての最低ラインは 1万円 です。
また、偶数(2万円、4万円など)は避けるのが一般的なマナーです。2万円を包む場合は、1万円札1枚と5千円札2枚に分けるとよいでしょう。
④ 「小父(おじ)」とは?
「叔父」や「伯父」とは別に、「小父(おじ)」という表記を見たことはありませんか?
「小父」 は、一般的に 血縁関係のない年配の男性 に対して使われることが多いです。
例えば、
- 近所のおじさん
- 仕事先の年上の男性
- 仲の良い知人の年配男性
などを指します。
「おじさん」と呼ぶよりも、やや丁寧な響きがあり、新聞や文学作品などで見かけることが多い表現です。
まとめ
✅ 伯父・伯母 → 親の兄・姉
✅ 叔父・叔母 → 親の弟・妹
✅ どちらも 三親等 にあたる
✅ 葬儀の香典は 1万円~3万円が目安
✅ 「小父」は 血縁のない年配の男性を指す言葉
この違いを知っておくと、親戚との会話や正式な書類を書くときに役立ちますね!