山形市や上山市では火葬料金はかかりません。
全国ネットの葬儀社の広告で「火葬料金は別途お客様負担」、「火葬料金は別途必要になります」等見かけたことがあると思います。実際にはいくらなのでしょうか。また、日本人であれば、ほとんどの人がお世話になる火葬場。そして、故人のお顔を見ながらお別れできる最後の場所となります。今回はその火葬場についてのお話です。
火葬場とは
亡くなった人のご遺体を火葬するための施設です。日本での一般的な葬送方法は火葬です。日本における火葬率は99.9%以上と言われ、ほぼ全てのご遺体が火葬されています。他にはご遺体を土に埋める「土葬」等がありますが、土葬できる場所は限定されています。
たとえば、山形市から県外などの指定された場所まで、長距離搬送をする事も可能ですのでお気軽にご相談ください。
死後24時間以内は火葬できない
「墓地、埋葬等に関する法律」があり、“死後(または死産)から24時間経過しないと火葬できない”と定められています。これは、“万が一、生き返るかもしれない”という可能性があるためです。 医療技術が未発達だった昔は、ごく稀ではありましたが、蘇生するケースがあったそうです。そのため、ご遺体に紫斑が出て確実に死亡確認できる24時間経過後に火葬をしていました。医療技術が発達した現代では、死亡した方が蘇生することはあり得ませんが、法律によって24時間以内に火葬することはできません(但し、指定感染症で亡くなられた方や妊娠7ヶ月に満たない死産の場合を除く)。
火葬場の予約は誰がするの?
「よくある質問」で取り上げた通り、火葬場の予約など火葬に関する手続きは、家族葬のはくぜんが代行します。基本的に提供する葬儀プランの中に火葬手続きも含まれていますので、お客様が行う必要はありません。さらに、火葬予約に必要な死亡届を記入していただく際も、隣でサポート致しますのでご安心ください。また、山形市では死亡届に印鑑がなくても申請できるようになりました。
火葬場の経営
大多数の火葬場は、地方自治体が経営しています。自治体が単独で経営している場合と、複数の自治体が広域連合を組んで1つの火葬場を共有しているケースもあります。また東京都等では民営の火葬場もありますが、費用が高額になる傾向にあります。
火葬場の利用料金(斎場使用料)
一部ですが、山形県内の火葬料金を比較してみました。
酒田市の場合は市民(大人):10,000円、市民以外:40,000円
鶴岡市の場合は市民(大人): 5,800円、市民以外:43,000円
新庄市の場合は市民(大人):10,000円、市民以外:50,000円
天童市の場合は市民(大人): 無料、市民以外:38,000円
山形市の場合は市民(大人): 無料、市民以外:38,000円
上山市(※1)の場合は市民(大人) 無料、市民以外:38,000円
南陽市の場合は市民(大人): 無料、市民以外:30,000円
米沢市の場合は市民(大人): 無料、市民以外:25,000円
火葬場のない自治体では、他の自治体で火葬した料金を助成する自治体もあります。また、前述の東京都23区は民営の火葬場が多いという珍しい自治体で、火葬料金も50,000円を超えているところがほとんどで、待合室や霊安室を利用すると別途料金が必要な場合もあります。さらに、混雑していると亡くなってから火葬するまで10日間もかかったと言う話もあります。
まとめ
山形県内でも市町村によって火葬料金は異なりますが、東京都に比べれば割安と言えそうです。また、お住まいの市町村で希望の火葬時間で予約が取れない場合、割高となりますが隣の市町にある火葬場を利用する事も可能です。
火葬場によっては食べ物の持ち込みが禁止されていたり、制限されている人数が異なったりします。地域に密着した葬儀をお手伝いさせていただいている家族葬のはくぜんでは、各火葬場を利用する際の注意点や棺に入れて良い物等も含めて、案内させていただいております。また、ご家族皆様の思いやご希望を形にするために、様々な提案をさせて頂いております。不明な点、疑問に思った事などございましたら、お気軽にお問合せください。
※1:上山市外の社会福祉施設等に住所を移していて亡くなった場合でも、直前に上山市に住んでいたのであれば、上山市経塚斎場での火葬料金が無料になりました(令和4年4月より)。詳しくは家族葬のはくぜんまでお問い合わせください。