基礎知識

葬儀が終わったあと遺骨はどうしよう?

2021年8月8日

お付き合いのあるお寺様がいない場合や無宗教の方、お墓が無いという方は、大切な人が亡くなった時にご遺骨をどうするか悩まれるのではないでしょうか。

従来では新しくお墓を建てることが一般的でしたが、近年では様々な生活様式からお墓を取り巻く事情も多様化しております。

今回はそんなお墓が無い場合のご遺骨についてご案内いたします。

遺骨のその後

1)墓石のお墓(代々のお墓もしくはお墓を新たに購入)

2)永代供養墓(合葬墓・樹木葬・納骨堂など)

3)散骨

墓石のお墓へ納骨

既に代々引き継がれているお墓がある場合はそこに納骨します。

お墓が無く、新しくお墓を建てて代々引き継いでいきたい方は、従来の墓石のお墓を建てます。

新しくお墓を建てると出来上がるまでに数カ月かかりますので一般的には1周忌の法要に合わせて納骨式を行います。

永代供養墓

近年、お墓を持たない供養の仕方を選択する人が増えています。

「お墓を持つつもりがない」「様々な事情でお墓を持ちたくても持てない」「今後の管理や引き継ぐ人がいない」などから永代供養の選択をされる人が山形でも増えています。

永代供養墓とは、家族に代わって霊園の管理者やお寺様がお墓の管理・供養をしてくれるお墓です。
継承する必要がないため、核家族化や少子化が進む現在では需要が高まっています。

永代供養墓には主に以下の種類があります。

合葬墓(合祀墓)

納骨の費用を抑えたい方は、合葬墓(合祀墓)がおすすめです。
血縁関係のない複数の人が一緒の埋葬となる為費用が安価なところがほとんどです。

納骨堂

個人や夫婦、家族といった単位でご遺骨を収蔵する事の出来る納骨スペースであり様々な種類があります。

主に屋内にある事が一般的でロッカー型、仏壇型、自動搬送型、位牌型等が多く知られています。

使用期限が設けられ、最終的には永代供養などに合祀するタイプが一般的です。

樹木葬

樹木葬とは簡単に言うと墓石ではなく樹木をシンボルにして埋葬する事です。

その種類は細かく多種に渡りますが想像しやすいのが桜の木の根元に故人様のご遺骨を埋葬する方法かと思います。

合祀タイプの埋葬や、一区画買い取って個人での埋葬ができる所、ガーデンタイプや里山タイプなど、寺院や霊園によって形態が様々ありますので、生前申込の際はゆっくりと見学しながらお選びいただくのがいいかもしれません。

散骨(海洋散骨)

故人様の火葬をしたあとのご遺骨を海に散布することをいいます。
自分の死後は自然に還りたい、大好きだった海に眠りたい、といった故人様の意志によって選択される事も多くあります。

通常は専門業者へお願いし遺骨をパウダー状にしてもらい実際に船で沖まで出て散骨したり、代理として専門業者が散骨し、その後に散骨証明書等を郵送で受け取るのが一般的です。

まとめ

故人様を偲んでどのようなご供養をされるか、多様な時代の中本当に様々な方法があり悩まれる事と思います。

博善社では山形県内のお寺様のご紹介はもちろん、永代供養先や海洋散骨のご相談も承っております。

また手元供養としてアクセサリーや小さな骨壺のご購入も可能です。

どうぞお気軽にご相談下さい。